香港水上レストラン故意に沈没?

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香港の観光名所だった水上レストラン「珍宝王国(ジャンボ・キングダム)」が、移動途中に南シナ海の西沙諸島付近で嵐に遭い沈没しました。*6月20日に発表。
運営会社の香港仔飲食企業有限公司によると「珍宝王国(ジャンボ・キングダム)」は14日に長年停泊していた香港仔(アバディーン)港からけん引されながら航海を開始した。
船舶に対する保険金もかけられており、このタイミングでの沈没に香港でも「意図的では?」など疑念の声があがっています。

「珍宝王国(ジャンボ・キングダム)」は水上レストランとして数々の映画にも登場しており、英国のエリザベス女王や俳優のトム・クルーズなど多くの著名人も来店し広東料理を楽しんだことでも知られています。
竜宮城のような外観で香港仔(アバディーン)の海の上に浮かぶ珍しいスポットで一度に2,300人の客を迎えることができ、常に多くの観光客で賑わっていました。

歴史的な価値もあるが引受先が見つからなかった噂も

歴史的にも部分的には骨董的価値があったり資源の活用も考えられたが、香港内で無償譲渡も含めて引き取り先を募ったが結局、引き取り先が見つからず断念した経緯があります。
解体費用などを含めると莫大な費用となる事もあり、この結末は噂されている故意な沈没も仕方ないのかもしれません。

目的地は非公開の場所でしたが南シナ海の南沙諸島近くで「困難な状況」になり、転覆したの沈没し乗組員は無事に避難しましたが、水深1000メートル以上に沈んだ全長76メートルのジャンボ・キングダムは引き揚げ困難であると報じられています。
*同社は「非常に残念」だとした上で、乗務員にけがはなかったと説明した。

今年7月1日に香港は中国返還から25年という節目を迎えますが、このような時期に、返還前の80年代、90年代に一世を風靡したジャンボが消えてなくなることは、香港にとってなんとも示唆的であり、残念で悲しいことです。

事件への声

・もちろん目的地は「目撃されない程度に陸地から離れた海底」との当初計画通りだったのでは?

・あのレストランを処分して解体するなら香港でやったほうが全然余計な費用がかからない。少なくても遺棄するつもりではあったけど、解体処分をするつもりは初めからなかったと考えたほうが普通だよね。

・南沙ではどこかの国が岩礁を違法に埋め立てて人工島を作って、軍基地として、また実効支配の為、観光客を呼んだりしているので、そこの観光名所として水上レストランを経営するつもりだったのか?

・返還前には九龍城が無くなり、その後、啓徳機場もタイガーバームガーデンも閉鎖。 香港の象徴的なシンボルがまたひとつ無くなってしまったという残念な気持ちです。

・華やかな香港時代とは「阿片戦争」の名残り、大英帝国に於いて中華帝国の「負の遺産」なのでしょう。

参考サイト

ジャンボキングダム – Wikipedia

珍宝王国(ジャンボ・キングダム)(写真一覧)

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