ダウン症の2歳児がキッズブランドのモデルで、はじける笑顔が止まらない!

じける笑顔が止まらない! ダウン症 エンタメ

英ウォリックシャーのレミントン・スパ在住でダウン症を患う2歳の女の子がモデルに起用された。
*英国発のブランド「JoJo Maman Bébé(ジョジョ ママン ベベ)」
女児の輝く笑顔は多くの人を魅了し『The Sun』『VT.co』などが伝えて拡散している。

英国発のベビー&キッズ・マタニティブランド「ジョジョ ママン ベベ(以下、ジョジョ)」の“秋冬2020キャンペーン”の顔を務めるのは、ダウン症を患う2歳のエレノア・マントンちゃん(Eleanor Manton)だ。

エレノアちゃんがモデルに起用されたきっかけはInstagramの写真で、母親のヘレンさん(36)は「娘の写真がジョジョのスカウトの目に留まり、モデルの話をオファーされたの。話を聞いた時は嬉しくて天にも昇るような気持ちだった。
もちろん『イエス』と即答したわ」と当時を振り返る。

ロックダウン中だったため、エレノアちゃんの写真は全てへレンさんが撮影したそうで、ヘレンさんは「話が決まって2日後にジョジョから可愛らしい服がたくさん届いたの。撮影は私がカメラを構え、夫がエレノアのそばでダンスをしながら行ったのよ。夫の頑張りで、エレノアの笑顔がひときわはじけた素敵な写真になったわ」と嬉しそうだ。

最近になってジョジョから自宅に届いたカタログはエレノアちゃんの大のお気に入りで、ヘレンさんは「娘は自分の写真を見て『これは私よ』と、マカトン法(発話が遅れている子が、手の動きによるサインと発声を用いてコミュニケーションを取る方法)で教えてくれるの。
このカタログは、これから先もずっと大切にするつもりよ。娘を本当に誇りに思うわ」と顔をほころばせる。

ジョジョの担当者もカタログの出来栄えにはかなり満足しているようで、「我々が思い描いていた通りの、素敵な写真です。エレノアちゃんは本当に美しい。それに撮影をとても楽しんでいたようですね」と語っている。

通常の2歳よりもゆっくりと成長しているエレノアちゃんだが、ヘレンさんはダウン症を患う娘についてこんなふうに述べている。

「エレノアは朝起きると、夜寝るまでめいっぱい楽しむの。そしてみんなをハッピーにしてくれるのよ。」

「ロックダウン中は夫が家にいる機会が増えたこともあって、今までにないほど目覚ましい成長を見せてくれたわ。ロックダウンが始まって数週間後の5月には、1人で歩き始めたのよ。」

「今回のモデルの起用は本当に嬉しかったの。だってエレノアのようなダウン症の子がスポットライトを浴びる機会はなかなかないでしょう。でもマスメディアがダウン症の子を取り上げるということは、とても意味があることだと思うの。」

「これを機会にもっと多くの人にダウン症について知ってもらいたい。そうしてエレノアを公園に連れて行った時に嫌な顔をされたり、じっと見られることがなくなることを願っているわ。」

はじける笑顔が止まらないエレノアちゃん。その笑顔が世界中に広まるのも時間の問題だろう。

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