YOSHIKI、世界の音楽関係者支援へ10万ドル寄付「窮地救う手助け出来れば」

YOSHIKI、世界の音楽関係者支援へ10万ドル寄付 エンタメ

 X JAPANのYOSHIKIが30日、自身が運営する米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、世界中の音楽関係者を支援する『COVID-19救済基金』に10万ドル(約1000万円)の寄付を行ったと発表した。

同基金は、新型コロナウイルス感染拡大防止措置による公演中止の影響を受けた音楽業界の人々を支援する為に、グラミー賞の主催で知られるレコーディング・アカデミーとその関連慈善財団『MusiCares』が設立。

YOSHIKIはグラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーのボーティングメンバーでもある。

 YOSHIKIは「自粛を要請されている期間は、ファンの為にも公演を控えた方がいいのでは、と今までも呼びかけていますが、もちろんそれに伴う経済的なダメージの大きさは、経験上、相当なものだと考えられます」とコメント。続けて「今回の件では、エンターテインメント業界だけでなく、いろいろな業種、様々な立場の方々が危機に瀕(ひん)していると思われます。そのような中で、音楽の世界に身を置く1人として、日本も含めた世界中の音楽関係者の窮地を救う手助けが出来れば…という思いで、今回、この『COVID-19救済基金』に寄付をさせていただきました」と寄付に至った経緯を語った。

 「COVID-19が及ぼしている危機は、日本だけではなく世界的な問題です。自粛や我慢という感染の拡大を抑える努力により、1日も早く事態が終息し、エンターテインメント業界も再び活気を取り戻すことを心より祈っています」と願っていた。

 『MusiCares』の会長、スティーブ・ブーム氏は「困っている音楽関係者を支援する為の惜しみない寄付に大変感謝しています。このような皆さんの協力によって、音楽活動を続けるのに必要な財源を確保することができます」と謝意を伝えた。

 新型コロナウイルスに関して、YOSHIKIは現地時間3月18日、米ロサンゼルスの『St.Vincent Meals on Wheels』に対し、食料の購入費用として、8ヶ所に3000ドルずつ、総額2万4000ドルを寄付したと発表している。

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