緊急事態宣言まで「ぎりぎりのところ」 小池都知事、感染者は3日連続で40人超に

緊急事態宣言まで「ぎりぎりのところ」 小池都知事、感染者は3日連続で40人超に エンタメ

 東京都の小池百合子知事は27日の定例会見で、同日の新型コロナウイルス感染者が40人を超えたことを明らかにした。40人超えは25日、26日に続いて3日連続。この状況を踏まえ、記者から「(特措法に基づく)緊急事態宣言に値すると思っているか」と問われると、小池知事は「まさにぎりぎりの所ではないか。だからこそ重大局面と申し上げている。

ここをどうやって踏ん張っていくのか。医療の崩壊が海外で見られている。そういうことがないように、医療機関とのオンライン診断などいまのうちに対策を準備していきたいと思っている」と話した。

 政府は26日、改正新型インフルエンザ対策特別措置法(特措法)に基づく対策本部を設置。今後は、安倍晋三首相が「緊急事態宣言」に踏み切るかが焦点となっている。宣言するにあたっては、(1)国民の生命や健康に著しく重大な被害を与える恐れがある(2)全国的かつ急速なまん延により国民生活と経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある――の2要件が認められる必要となる。

 小池知事は「爆発的増加、オーバーシュートが今発生しているか否かという局面を迎えている」とも指摘。都民に対し「今週末は不要不急の外出を控えていただきたい。危機意識を共有し、適切な行動をしていただく。なんとかこの局面を抜け出せるようにしたい」と呼びかけた。

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